お気に入りの外観を見つけよう②~ デザインについて ~
前回は、外壁材の種類について学びましたが、今回は外観デザインについてです。
形や屋根、壁の色、窓などによって
家にはいろいろな外観デザインがあります。
間取りと外観は密接な関係があるので、
最初からお互いそれぞれに気を配っておくことが重要。
また、間取りは全く同じでも、外観の細かな部分の納まりが
工務店や設計会社によって可能なものと不可能なものがあるので
好みの外観がある場合は
それができるかどうかあらかじめ聞いておくようにしましょう。
モダンスタイル
シンプルで直線的なフォルム、フラットな屋根や
片流れの屋根などが特徴のモダンスタイル。
白や黒などモノトーンを基調に、差し色や金属などを合わせて
クールなイメージをつくったり
木材と組み合わせてナチュラルなイメージにも展開可能です。
ジャパニーズスタイル
屋根の形状は、寄棟、切妻、入母屋(いりもや)などで、
外壁は塗り壁やプレーンな柄。
引戸や掃き出し窓などが特徴の和風スタイル。
近年ではモダンなイメージをプラスした
和モダンスタイルも人気を集めています。
南欧スタイル
地中海に面するスペインや南フランスなどに見られる住宅をイメージした、
明るい陽射しに映える外観スタイル。
赤茶色のスペイン風瓦屋根、質感が伝わる
素朴で味わい深い外壁などで、温かみのある住まいです。
北欧スタイル
急こう配の大きな切妻屋根、広い開口部が特徴の
ナチュラルな住宅スタイル。
1階に淡い色調の石柄など、2階部分には濃色の木目や
ライン柄を使うとより北欧風らしくなります。
アーリーアメリカンスタイル
17世紀初頭、ヨーロッパから渡ったアメリカ初期の開拓者たちが
生まれ育った母国の建築様式をモチーフにした住まいのスタイル。
明るい色調の板柄を全面に使ったり、レンガを取り入れたりして
どこか懐かしさを感じさせるデザインです。
ブリティッシュスタイル
幾重にも組み合わされた急勾配の切妻屋根と
ハーフティンバーを縦、横、斜めに飾る格調高いチューダー様式。
気品ある美しいデザインは、伝統を感じさせる重厚で
格調高い住宅スタイルです。
さて、あなたのお好みはどんな外観でしたか?
日本では、いろいろな様式・デザインをうまく採り入れながら
街並みに調和する外観スタイルを
コーディネートしているお家が多いような気がします。
日頃何となく眺めているお家の外観も、
どんなスタイルがあるのかを知っていると
そこに住む方の好みも少しわかるようで楽しいですよね。