【20代編】賃貸のまま?それとも持ち家?
今後マイホームは欲しいけれど、まだ20代で早いのではないか?今はまだ賃貸でも
いいのではないか?
そのように悩んでいる方も少なからずいることでしょう。
しかし、場合によっては20代のうちに購入した方がお得なこともあるのです。
今回は20代では賃貸がいいのか?それとも持ち家を持つべきかについて考えて
いきます。
賃貸vs持ち家?選択肢をどう考える?
世間一般的に「賃貸がお得か?持ち家がお得か?」という議論は永遠のテーマとなっています。
簡単に住み替えをしやすいのは賃貸、持ち家は物件価格以外にもお金がかかるという
印象です。
しかし、各ご家庭の状況しだいでは持ち家の方がお得になることもあります。
特に今は、低金利が続いているのでマイホームも購入しやすくなっています。
借入額や金利によっては返済額が現在の賃貸の家賃並みで済むこともあります。
さらに賃貸では、
・更新年ごとに更新料がかかる
・家族が増えてくると、間取りによっては部屋がせまくなってくる
・家賃を払い続けていても自分の資産にならない
ということも十分に考慮しなければなりません。
20代でマイホームを持つ3つのメリット
20代でマイホームを持つのは早いのでしょうか?
2018年の調査では、20代が住宅ローンを利用する割合が全体のうちの約12.6%というデータがあります。
30代や40代と比べると低い数字ですが、ここ3年の経過を比較しても、
20代で住宅ローンを利用する人はわずかながら増えてきているのがわかります。
さらに、20代のうちにマイホームを持つとさまざまなメリットもあるのです。
ここでは3つのメリットをご紹介します。
■実は費用の面でもお得な20代!補助金をもらえる可能性も
20代でマイホームを買うとなると、まだ頭金が貯まっていないので見送ろうと考える人も多いのではないでしょうか?
しかし、実は20代こそマイホームが「買い時」ということもあるのです。
例えば、年収しだいでは補助金の受給要件を満たす可能性もあります。
マイホームを購入すると「すまい給付金」という補助金を申請できるのですが、
この受給要件には所得制限があります。
40代や50代でマイホームを買う場合は、収入も上がっているので、所得制限で
受給対象外となることもありますが、その点を比べると、20代で購入する方が補助金などを使ってお得に購入できる可能性が高くなります。
さらに20代では、夫婦共働きというご家庭も少なくはないでしょう。
そうなると、夫婦2人の年収を合算して住宅ローンを借りるという方法もあります。
そうすると借入額も増やせるので予算アップも可能になります。
■子供のことを考えると「持ち家」がおすすめ!のびのびと育てられるのが魅力
子供のことを考えると、賃貸ではなく持ち家がおすすめです。
特に子供が小さいうちは、家の中で騒いだり壁に落書きをしたりするので、
賃貸だと特に神経を使ってしまいます。
その分、持ち家なら自分の家になるので、子供も親も自由にのびのび過ごすことが
できます。
これは持ち家のメリットですね。
■住宅ローンを完済後に、余裕をもって老後資金を貯められる
住宅ローンの返済期間を30年以上で組む方も少なくはありません。
しかし、老後まで住宅ローンを返済し続けていると、老後資金を貯める余裕が
なくなってしまいます。
例えば、40歳で購入した場合、返済期間を35年で設定したとすると完済年齢は
75歳です。
この場合は、住宅ローンの返済をしながら、老後資金も同時に貯めることになります。
さらに完済年齢になると、年金生活に突入するので繰り上げ返済が
必要かもしれません。
しかし、20代で購入した場合、例えば27歳で購入したとしても、住宅ローンの
返済期間を35年とした場合、完済年齢は62歳です。
60歳で定年を迎えていれば、退職金等で繰り上げ返済も可能になり、定年年齢が延長されていれば、まだまだ現役で働き、収入があるので返済計画も余裕が生まれます。
20代でマイホームを買う場合のデメリットは?やはり賃貸の方がいい?
マイホームを買う年代で一番多いのは30代です。 では、30代よりも早い20代のうちにマイホームを買う場合、考えられるデメリットはあるのでしょうか?
例えば、今後のライフプランの変化に対応できないという可能性があります。
例えば転勤したり、出産により家族が増えたりするかもしれません。
今後のライフプランがまだまだ未定という場合は、このまま賃貸の方が良い場合も
あります。
しかし、逆に言うと、その土地から引っ越す予定がない方にはこのデメリットはあまり当てはまらないかもしれません。
また、家族が増えても賃貸より部屋数が多ければ、その分スペースにゆとりを持って
子育てをすることも可能です。
今後マイホームを購入する予定がある場合、返済期間を長く設定できる20代は意外とおすすめです。
特に、今は低金利で住宅ローンを借りられる時代ですので、ぜひ検討してみては
いかがでしょうか?