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マイホームが老後資金になる「リバースモーゲージ」とは?


マイホームは欲しいけれど、住宅ローンを老後までに完済できるか心配という方や、老後の住宅ローン返済は厳しいから残念だけどマイホームをあきらめようかな、とお悩みの方。 実はマイホームを担保に資金の借り入れをできる「リバースモーゲージ」という制度をご存知でしょうか? このリバースモーゲージを利用することによって、実はあなたのお悩みを解消できるかもしれません。そこで今回は、日本ではまだあまり知られていない「リバースモーゲージ」という制度がどのようなものなのか詳しく解説したいと思います。

別名は逆住宅ローン?65歳以上で利用可能なリバースモーゲージ

リバースモーゲージは、マイホームを担保に資金の借り入れができる高齢者向けの融資制度のこと。別名「逆住宅ローン」とも呼ばれていたりします。 リバースモーゲージは、日本ではまだなかなかなじみのない言葉かもしれません。しかし、今このリバースモーゲージという制度が注目され始めています。 その理由は、老後の期間が長くなってきていることにあります。最近では老後資金2,000万円問題がニュースでも取り上げられていたように、多くの人はこのままだと老後資金が足りなくなる恐れも。しかし年金暮らしの高齢者が銀行からお金を借りるのはなかなか厳しいという現状もあります。 そこで利用を検討したいのがリバースモーゲージ。マイホームを担保にお金を借りられるので、万が一老後資金が不足した場合に利用できる点がメリットであるといわれています。 さらにリバースモーゲージでは、生存している間は借りたお金を「利息のみの返済」もしくは「返済なし」とし、亡くなった後にマイホームを売却することで完済できるシステムなのです。つまり、生きている間は住み慣れた自宅を離れることなく住み続けられるという点もメリットとなるでしょう。

リバースモーゲージを利用できる条件

家の模型と電卓 リバースモーゲージは担保となるマイホームが必要となるので、賃貸暮らしの方は利用できません。 また、建物の評価額ではなく基本的に「土地」を評価して担保とするので、対象となるのは戸建てがほとんど。(※一部、マンションでも利用できる場合あり) そして、年齢は65歳以上、契約者が亡くなった後は担保=マイホームを売却することになるので、マイホームは相続財産とならないことから推定相続の同意も必要となります。(※ただし、マイホームを売却したお金から債務を差し引きして残ったお金があれば、その分は遺族へ相続されます) 現役世代もリバースモーゲージは老後の選択肢として知っておくべし 老後はまだまだ先という現役世代にとって、リバースモーゲージという制度は正直なじみがないのも当然のこと。しかし、老後資金が不安でマイホームをあきらめていたという方にとってこういった貸付制度の存在を知れば、逆に今マイホームをあきらめずに済むかもしれません。 そのためマイホームを検討している方には、ぜひこういったリバースモーゲージという制度を知っていただけたらと思います。

【まとめ】

今回はマイホームを担保にお金を借りられる「リバースモーゲージ」についてご紹介させていただきました。 「老後資金として2,000万円は必要」といわれている昨今、自分のマイホームに住み続けながらお金を借りられるという方法を知っておくだけでも今後のライフプランを考える上ではプラスになります。 もしあなたが将来の老後資金が不安だからマイホームの購入を迷っているならば、ぜひこういった選択肢も知っておいてくださいね。