庭付き新築一戸建てで使える!?雑草の主な対策方法とやってはいけないこと
注文住宅の購入を検討する際に、庭付きの新築一戸建ての購入も検討されている方は
多いと思います。
庭や土地が広いとそのお手入れ・メンテナンスも必要になってくると思います。
その中で、雑草に悩まされたりしませんか?
今回は、雑草の主な対策方法とそのメリットとデメリットを解説します。
雑草の主な対策方法
雑草の主な対策方法では下記の5つの方法があります。
➀草むしり
➁除草剤の散布
➂防草シート&砂利
➃防草舗装(固まる土)やコンクリートなどで舗装
➄グランドカバーを敷き詰める
➀草むしり(定期的に)
雑草がある程度の量が生えてきた場合、定期的に草を毟る(むし)方法です。
メリット
・金銭的な費用はかからない ・手作業なので細かいところまできれいにすることが可能 ・雑草が多ければ、草刈り機を使えば、手作業でするより楽
デメリット
・人力なので疲労が溜まる ・夏場に行うと熱中症のリスクがある ・雑草の量が多すぎると手に負えない可能性がある ・時間的なコストが大きく発生する。
➁除草剤の散布
雑草をおさえる方法の二つ目が、除草剤を散布する方法です。
メリット
・費用対効果が高い ・草むしりに比べてかかる労力が少ない。
デメリット
・家庭菜園をしている場合は、薬剤がかからないように注意が必要。 ・除草剤の濃度や散布をする時期を間違えると効果が低くなる可能性がある。 ・周辺環境への配慮が必要。
除草剤には、カインズやコーナンなどのホームセンターなどで手に入るものでも、かなり多くの種類があります。
除草剤の種類
除草剤には、ホームセンターなどで購入可能なものでも多くの種類があります。 そのため、除草剤は対象となる雑草の状態や地面の状況によって様々な種類を使い分けることで最大限の効果を発揮することができます。 大まかに分けると、除草剤には液体タイプと粒剤タイプがあります。 それぞれのタイプと散布するタイミングをご紹介します。
水溶性希釈タイプ
水溶性希釈タイプは、即効性がありますので生えている雑草を枯らすことができます。 地面に薬の効果が残りません。 そのまま散布できる商品や薄めて散布するものがあります。
散布するタイミング
草丈が高くなってきた雑草に散布しましょう。 液体タイプの除草剤を散布する場合は、快晴の日の午前中に散布しましょう。 散布後に、雨が降ると茎葉に付着した薬剤が雨で流れてしまい、効果が弱くなるためです。 地面に落ちた薬液はすぐに分解されるので地中の種子などに対しての効果はありません。
粒剤タイプ
粒剤タイプは、これから生えてくる雑草を枯らすものですので即効性はありませんが じわじわと効いてくるタイプです。地面に一定期間(1~6ヶ月)薬効が残ります。 どちらも除草剤ですが、用途が異なります。 いずれも例外がありますので、購入前には販売店で内容を確認し、商品のラベルに従って使用してください。
散布するタイミング
効果が出てくるまで時間がかかりますので、草が生い茂る前の2~3月の春前と 9~10月の秋頃に散布するといいでしょう。年2回程度まくことがポイントです。
➂防草シート&砂利
事前除草をした上で、防草シートを敷いた上に砂利を敷き詰めます。 砂利だけでは雑草対策としての効果が低いので防草シートと組み合わせるといいでしょう。 防草シートは、材質によっては、非常に安い価格帯のものから高価な価格帯のものまで種類がありますので、 多少高くても不織の高密度のものを選択しましょう。 雑草が生えている環境・条件などを見極めて適切な商品を選ぶ必要があります。 砂利の量が多い場合は労力と時間、費用がかかります
メリット
・防草効果が期待できる ・砂利も敷くので防犯効果が期待できる
デメリット
・夏には高温になる可能性がある。 ・撤去が面倒 ・砂利の量が多い場合は労力と時間、費用がかかる
➃防草砂・防草土(固まる土)で舗装
防草砂、防草土、固まる土とは、硬く固まる土です。 使用方法はお手軽で、ホームセンターで防草土や固まる土という名称で販売されている 乾燥した土を施行したい場所に敷きつめます。 その後、適度な量の水を撒くだけで硬く固まります。 硬く固まることで雑草をおさえることが可能です。 綺麗な景観を保つことが可能なのでガーデニングや外構工事でもよくつかわれているようです。
メリット
・見た目は自然な土にみえますので、色々なデザインにも調和を取りやすい。 ・コンクリート施工よりも比較的ゆっくりと手軽に施工することが出来る。 ・簡単にご自宅の庭などに施工することが可能。 ・デコボコした植栽の周りやブロックの隙間など小さいスペースなどの雑草対策にも 施工することが出来る。 ・施工後は固まるため、砂や砂利に比べると簡単に掃除することが可能。
デメリット
・かける水の量を間違えた場合、表面の出来上がりが変わったり、 ムラがでると固まらなかったりする可能性がある。 ・簡単に施工が出来るがために、雑な仕上げや必要な手間を省いてしまう事により 不具合が起こる可能性がある。 ・経年劣化の可能性がある。 ・施工場所の環境の条件によっては、コケが生える可能性がある。
➄グランドカバー
事前に雑草の駆除をした上でになりますが、 グランドカバーまたはグランドカバープランツは土が見えているスペースを埋める植物のことです。 グランドカバーを行うことで、雑草防止策になります。 グランドカバーとして使えるリュウノヒゲは、芝生の代わりにもなります。
メリット
・多年草であり、種類によっては、花も咲きますので景観性もいいかもしれません。 ・種類によっては、ハーブもあるので収穫して食料にしたり、飾ったりすることが可能です。 ・日陰に強い性質をもっているので影になる場所でも育ちます。
デメリット
・広い面積を価格が高いグランドカバーを植えると、初期コストも高くなります。 ・グランドカバーの品種によっては地表を覆い隠した後も管理が必要
要注意!雑草対策で絶対におこなってはいけないこと
雑草対策で絶対におこなってはいけないことは雑草が生えているところに 塩をまくことです。 何故ならば、塩分が土の中に残留して、近隣の土地へ悪影響を与えたり、 土地の価値、建物の価値が下がったり、水道管やガス管などの配管などを腐食させるなどの可能性があります 塩の成分である塩化ナトリウムは土の中で分解されずに残るので、雑草は生えにくくなる可能性があります。 しかし、元の土壌に改良するにはかなり大掛かりで費用がかかる土木工事が必要となる場合があるでしょう。