家族でミニマルに暮らそう!~ルールを作ってシンプルに~
最小限のお気に入りのものだけを大切に暮らすミニマルな暮らし。
実践している人たちはミニマリストと呼ばれています。
家族でミニマリストとして暮らすのは難しそうに思いますがゆるやかなミニマルな暮らしなら実現できるかも。
長い夏休みを使って、お子さんと一緒に断捨離してみませんか?
ミニマルな暮らしとは
「ミニマル(minimal)」とは、英語で「最小限であるさま」という意味。
芸術やファッションの分野でも、装飾のないシンプルな表現にミニマルという言葉が使われます。
そして日々の暮らし方にミニマルを取り入れている人たちがミニマリストと呼ばれます。
ミニマリストは不要なモノを減らし、本当に必要とする最小限のモノを厳選し、それらに囲まれて暮らすことで、モノに束縛される生活から離れ、豊かな時間を過ごしています。
でも、家族と一緒の暮らしでミニマルな暮らしを実現するのはなかなか難しそうですよね。
夫婦の考え方が違うかもしれないし、子どもがいれば衣服や勉強道具、遊び道具など成長とともに増えていく一方です。
そこでおすすめなのが、家族でゆるやかなミニマリストを目指すこと。
あふれるモノに囲まれて雑然とした空間で過ごすよりも、すっきりとした空間で過ごす方が、きっと子育てにもいい影響がありそうです。
まずは家族でルールづくりを
家族でミニマルな暮らしをするには、まず家族の同意を得てルールづくりをすることが大切です。
子どもが小さなうちは難しいかもしれませんが、たとえば子ども小学校に入学するときなど、家族のライフスタイルが変化するときに提案をしてみてはいかがでしょうか。
長い夏休みを利用して、ルールーに基づき断捨離に取り組むのもいいですね。
① 収納できる分だけモノをもつ
家にあるモノの収納場所はすべて決めて、床やテーブルの上にモノがあれば定位置に戻せるよう誰がみてもわかるようにしておきましょう。
モノが増えてくると収納スペースに入らなくなる可能性がありますが、そんなときも収納スペースを増やすのではなく、その収納スペースに収まるようモノを手放すようにしましょう。
② 床・テーブルにモノを置きっぱなしにしない
床やテーブルの平面の面積を広く見せることで空間がすっきり見えるので、リビングやダイニングの床やテーブルの上にモノを置きっぱなしにしないというルールをつくりましょう。
鞄や新聞、DMなど床やテーブルの上に置きっぱなしになりがちなものの居場所もきちんとつくり、そこに戻すよう心がけましょう。
③ 子どものモノの置き場所を決める
子どもの遊び道具や勉強道具の置き場所を決めておきましょう。
子ども部屋をつくるなら子ども部屋の整理整頓についても一緒に話し合うといいですね。
学校からもち帰ってくる作品などは、リビングに一定期間飾ったあと廃棄するなどのルール決めをしておくとお子さんも納得できます。
子どもの衣類は成長に合わせて買い足すので増える一方。サイズアウトになった衣類はフリマアプリを利用して売ったり、親戚やお友達にあげたりして収納スペースを圧迫しないようにしましょう。
その家具・家電は本当に必要!?
多くの人がもっている家具や家電もミニマリストの多くがあえてもたない選択をしているモノがあります。
これからミニマリスト家族を目指すなら、これらの家具や家電の購入についてもじっくり検討してみてくださいね。
① ベッド
ベッドを置くには部屋の中で大きなスペースが必要です。
布団を使えば畳んでしまっておけますし、ソファベッドを使えば昼間はソファとして活用できます。
家族の快適な睡眠を確保しながら空間を効率的に使える方法を考えてみてくださいね。
② 学習机
小学校入学と同時に学習机を購入するご家庭は多いと思いますが、多くの小学生はリビングやダイニングのテーブルやカウンターなどで勉強をしています。
特にミニマリストでなくても、学習机を購入しない家庭も増えているとか。
大きなスペースをとるモノであるため、本当に必要になってから机を購入してもよいかもしれません。
③ トースター
トースターは、パンを焼く以外には案外利用していないもの。そうであればトーストはオーブンレンジのグリル機能を使ってもいいかもしれません。
④ 炊飯器
炊飯器の代わりに土鍋を利用しているミニマリストも多いです。
おでんや鍋料理にも使える上にご飯がおいしく炊けるのも嬉しいポイント。
⑤ 電気ポット
お湯を保温しておけるのでお茶をいれたりカップラーメンに使ったりと便利ですが、置き場所をとるし、そんな大量のお湯を使うことも少ないです。
必要なときにその都度やかんでお湯を沸かせば、電気ポットを置くスペースも不要になります。
ゆるやかでもミニマルな暮らしを志すことで、お掃除など家事の時間も減り、心に余裕が生まれそうですね。
一度にしようとすると大変なので、少しずつ取り組むといいかもしれませんね。