もっと知りたい!「河内山本駅周辺」の魅力☆~八尾市・近鉄河内山本駅周辺エリアの人気のヒミツを探ります~
市役所や大型ショッピングモール、総合病院などが集まる
近鉄八尾駅から1駅、約2分の近鉄大阪線「河内山本」駅。
駅から南北に延びる玉串川沿いの桜並木は、
大阪百景にも選ばれた名所になっています。
周辺には高級住宅街もあり、隠れた人気エリア。
今回は、この河内山本駅周辺の魅力をお伝えします。
江戸時代の川のつけ替えで誕生
近鉄河内山本駅周辺の土地は、江戸時代、氾濫防止のために大和川をつけ替えたため、大和川旧河川敷に広大な土地ができたことから誕生しました。
この土地の新田開発が始まり、その後、大正14(1925)年に当時の大阪電気鉄道(現在の近鉄大阪線)の線路が延伸して河内山本駅ができました。そしてその後に宅地造成が進められてきました。
駅周辺には、古くは“八尾の芦屋”とよばれた高級住宅街もあり、隠れた人気エリアとなっています。
河内山本駅前から北側2㎞と南側3㎞にわたって、玉串川の川沿いには昭和40(1965)年頃から周辺に住む人達が植えた桜の木が並んでいます。
春になると約1000本のソメイヨシノが桜のトンネルをつくり、この地の名所となっています。
玉串川は、周辺の農地に用水を供給している農業用水路。昔ながらの風情を味わいながら散策するのもおすすめです。
子育てしやすく便利な環境
現在、近鉄河内山本駅周辺にはスーパーやドラッグストアが充実。日常の買い物に困ることはなく、保育園・幼稚園、小中学校、公園、図書館、医療機関なども集結していて、子育てしやすい環境といえます。
駅から徒歩約2分のところには山本出張所(山本コミュニティセンター)があり、親子教室があったり、子育ての相談にのってもらえたりします。
八尾生涯学習センターでは、幼児の習い事教室も充実しています。
隣の駅である近鉄八尾駅まで足を伸ばすと、昨年オープンしたリノアス(前の西武百貨店)やシネマコンプレックスも入っているアリオ八尾という大型ショッピングモールがあり、休日には徒歩や自転車で映画やショッピングが楽しめそうです。
さらに大阪市内に出るのも電車で約30分と、とても便利なエリアといえます。
河内と聞くと河内弁を思い出す人もいるかもしれませんが、温かみや人情味を感じられる言葉で、親しみやすい気さくな人が多いのがポイントです。
歴史を感じるスポットも
山本八幡宮
この周辺の地は、開拓した2名の名前(山中正永、本山重英)の姓の頭文字をとって、山本新田と呼ばれました。この山本新田の鎮守として建てられた山本八幡宮は、享保元(1716)年、石清水八幡宮から勧請されたものと伝えられ、境内には一対の灯篭があります。
住友会所跡と山本小学校設立の地碑
山本新田の管理経営を行っていた会所跡には地碑が立っています。新田は住友吉左衛門に譲られ、昭和15(1940)年まで住友財閥関係の会社によって所有されていました。新田会所内には、現在の山本小学校の前身である河内第41番小学校が設けられました。
天台院
天台宗総本山延暦寺の末で、作家・政治家の今東光氏が昭和26(1951)年12月から約23年間住職を務めたことで知られています。今東光氏は、ここで河内を舞台にした数々の名作を生み出しました。
御野縣主(みのあがたぬし)神社
かつてこの地一体を支配していただけでなく、朝廷においても有力な氏族だった三野縣主一族の祖神で、この地域の氏神が祀られています。
平安時代以前にはあったとされ、境内西側は小高い丘になっていますが、これは旧大和川の堤防跡で、ここにしか残っていないそう。八尾市の保全樹林に指定されています。
昔から暮らす人たちの人情味や温かさが感じられる上に
利便性も高く、住み心地が良さそうな近鉄河内山本駅周辺エリア。
近年、若い世帯がとても増えているそうで、その人気ぶりも納得できますね。