快適なイス生活、していますか?~目的に合わせて賢く選ぼう~
このたびの感染症予防対策として、
初めて在宅ワークを経験された方も多かったのではないでしょうか?
自宅の椅子で仕事をするのと、オフィスの椅子で仕事をするのとでは
仕事のしやすさが違うなと感じた方もいらっしゃるのでは?
そこで今回は、目的に応じた椅子の選び方をご紹介します。
イス選びのポイント
〇背もたれの高さ
座り心地に大きく影響するのが、背もたれの高さです。
一般的に背もたれの高さには[ハイバック]、[ミドルバック]、[ローバック]があります。
[ハイバック]は、頭の高さまで背もたれがあり、背中を広くカバーします。
[ローバック]は、背もたれが肩と背中のちょうど真ん中くらいの高さになります。
[ミドルバック]は、ハイバックとローバックの中間くらいの肩くらいの高さです。
〇素材
イスに使われている素材も、座り心地に大きく影響するほか、インテリアとしてお部屋のイメージにも影響します。
主に[布][本革・合成皮革][メッシュ]があります。
[布]は、ソファやダイニング用のイスに多く使われており、カラーバリエーションが豊富。やわらかな肌触りが特徴です。
[本革]は高級感があり、年月が経つごとに味わいが出てくる素材です。ただお手入れの手間がかかる面も。皮の雰囲気は好きだけれど、なるべくお手入れを簡単にしたいという方には、[合成皮革]がおすすめです。
[メッシュ]は網目になっていて通気性がよい素材です。汗をかきやすい夏場や暖房でムレやすい冬場も快適に過ごせます。
〇機能
イスには様々な機能がついていますが、その一つが[リクライニング]。背もたれを後ろに倒せる機能です。
体重のかけ方に応じて揺れるような仕様である[ロッキング]機能がついたものもあります。
[肘かけ]や[ヘッドレスト]、[フットレスト]のほか、移動できる[キャスター付]の椅子など、用途に応じてあれば便利な機能も検討する要素になります。
シーン別おすすめのイス
〇仕事をする
デスクワークのためのイスは、長時間座り続けても体への負担が少なくなるよう、体にフィットすることをポイントに選びましょう。
[背もたれ]の選び方が重要で、[ローバック]が最も一般的ですが、フィット感に優れる[ハイバック]のイスもおすすめです。
くつろぎ過ぎず作業したい場合は、[ミドルバック]を選びましょう。
背中のラインに沿うようにゆるくS字カーブを描いた背もたれも、正しい姿勢を保ちやすくデスクワークにぴったりです。
また長時間作業する方の場合は、[肘かけ]があるタイプを選びましょう。両腕の重量は案外体の負担になっているのですが、[肘かけ]を使うことで負担を軽くできます。
仕事用の場合に特に気をつけたいのは、椅子の高さです。
体に負担をかけないイスの高さは、座面奥までしっかり座ったときに、足裏全体が床に接する高さです。
高さが調節できない場合は、台などを置いて調節しましょう。
〇食事する
ダイニングに置くイスは、部屋の雰囲気を決めるポイントにもなる大切なインテリアです。スタイリッシュなもの、ナチュラルテイストのもの、色でインパクトを与えるものなど、目指す雰囲気になるようよく考えて選びましょう。
[ハイバック]のイスは姿勢よく食事ができます。さらにリラックスしたいなら、包みこむようなデザインや[肘かけ]つきがおすすめです。
食事をするときのイスなので汚れることも多いため、お手入れのしやすさもポイントです。小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、座面のカバーを替えられるタイプやプラスチック製のイスもおすすめです。
〇くつろぐ
テレビや映画をみたり、音楽を聴いたり読書をしたりしてゆったりくつろぎたいときにおすすめのイスは、長時間座っていても体に負担がかかりにくい、体を包みこんでくれるようなフォルムや硬さを選ぶのがポイントです。
[ハイバック]のデザインで[ひじ掛け]や[ヘッドレスト]、 [フットレスト]などがついたイスやソファを選ぶといいですね。
いかがでしたか?
今後は自宅でお仕事をする方も増えてきそうですが、目的に合ったイス選びをして快適にお過ごしくださいね!