和室をつくりますか?~畳空間の人気が高まっています~
来年は新築の家を建てたい!と間取りについて
いろいろ考えを巡らせている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな中、和室が必要かどうか
迷うこともあるのではないでしょうか。
そこで今回は、和室の魅力について
考えてみたいと思います。
和室をつくる人が増加
マンションなどでは和室がない間取りも珍しくないですが、新築戸建てを建てる場合には和室をつくりたい、という人が年々増加。
最近では新築予定の7~8割の人が和室をつくりたいと考えているそうです。
和室の魅力は、なんといっても畳にあるのではないでしょうか。
畳の香りを嗅ぐと癒されますが、実際、畳の原料の「い草」の香り成分には、リラックス効果をもたらす働きがあるそう。
弾力性もあるので、ゴロゴロするのにも最適。
湿度を適度にコントロールする調湿機能もあります。
さらに、二酸化炭素やホルムアルデヒドなどを吸着するので、空気をリフレッシュさせる働きもあるそうです。
和室の使い方
客間として
親せきや友達が遊びにきたときに、客間として宿泊用に和室を使ってもらうケースは多いのではないでしょうか。
ただ、親せきや友達がよく泊まりに来るお家の場合はいいのですが、そのようなケースが年に数回しかない場合は、しっかりと考えましょう。
十分な広さがある土地なら問題ありませんが、そうでない場合は、和室をつくることによって他の部屋の大きさや配置に影響が出てしまうこともあるからです。
子どもの遊び場として
お子さんが小さい場合、和室は最適の遊び場になります。おもちゃを片付ける棚をつくっておけば、遊び場として定まりますね。
フローリングと違い畳は弾力性があるので、転んでもケガなどしにくいですし、お友達が遊びにきても、テーブルをどけたりしてスペースをつくることができます。
防音効果もあるので、少しくらい走り回ってもあまり気にならないかもしれません。
ゴロ寝する場として
畳は、夏はヒンヤリした感触で涼しく感じ、冬はほんのり暖かみを感じられるので、ゴロンと横になるのにも最適です。
休日に家族でゴロゴロしたり、お子さんがお昼寝したり、家事の合間にちょっと横になったりするのにとても気持ちいい空間です。
家事室として
洗濯物をたたんだり、アイロンをかけたり、ちょっとした裁縫をしたりする家事室としてつかうのにも和室はぴったりです。
リビングにお客さまが来られるときも、散らかっているものを和室にしまい、引戸などをしめて隠すこともできます。
寝室として
将来、親御さんと同居する予定がある方が、1階の和室を親御さんのための部屋としてつくられることも多いようです。
また、お子さんが生まれたての頃は、1階の和室でお母さんが赤ちゃんと一緒に寝るという方も多いかもしれません。
キッチンが1階にあれば、夜中にミルクをつくるのにも便利ですよね。
畳コーナーで代用も
和室をつくる人は増えていますが、実は和室の大きさは年々小さくなっているのだとか。
和室とは、4.5畳以上の広さがある部屋をいいますが、それ未満の広さの場合は畳コーナーと呼ばれることが多いそうです。
和室は畳、ふすま、障子など、傷みやすく定期的なメンテナンスが必要な建具が多いといえます。
なるべく手間はかけたくないけれど、和の雰囲気が好きだったり、畳のある暮らしをしたいという方は、畳コーナーをつくることを考えてみてもいいかもしれません。
縁がなく正方形の琉球畳をフローリングに並べると、モダンな雰囲気の畳コーナーがつくれます。
1段床を上げて収納にも
リビングの横にある畳コーナーは、床を1段高くして、高くなっている分を引き出し収納にしているケースもよくあります。
畳コーナーで使用する座布団やこたつ布団などを収納しておくのにもとても便利ですよね。
ただ、お子さんが小さい場合、畳スペースから落ちないか注意が必要です。
和のエッセンスを取り入れて
せっかく和室や畳コーナーをつくるなら、和のエッセンスを感じられる小物を取り入れてステキな空間にしたいですね。
家具はできるだけ背の低いものを選ぶのがポイント。
和紙製のカバーの照明を使うと、グッと和の演出ができます。
苔玉や盆栽、一輪挿しなども飾って、おしゃれな和スタイルをつくってみてくださいね。
いかがでしたか?
その魅力が再認識され、
和室をつくりたいという人が増えているのも納得ですね。
土地の広さや生活スタイルなど、バランスを考えて
畳の空間づくりについて検討してみてくださいね。