インテリアの「色」があなたの生活を変える!?
あなたはインテリアをトータルコーディネートするうえで、何を重要視しますか?
「何年も住んでいると、統一感がなくなっちゃった!」とか、
「欲しい家具が、今の部屋のイメージに合うかなぁ?」とか、
「カーテンの色、壁の色、冒険してみたいけど失敗したくないな~」とか、
「もう少し居心地のいい部屋にしたいんだけどなぁ?」とか・・・
長く住んでいる人、リフォームを考えている人、新居の購入を検討している人、引っ越しを控えている人、、、
どんな人でもインテリアのコーディネートは悩むポイントではないでしょうか?
インテリアをトータルコーディネートする要素として、
一般的にはこの3つがポイントだと言われています。
○形
○色
○素材
その中でも一番影響力をもつのが・・・
○色
確かに、視覚的な印象としては「色」が一番わかりやすいですよね。
色から受ける印象によって何らかの心理的、生理的作用が働くといわれています。
「カラーを征するものはインテリアを征す!」
ということで、今回は「色」が持つ心理的、生理的作用を上手く利用して、
ここちよい住まいを創るヒントを見つけ出しましょう。
<White>
広さを感じさせる効果はNo1!清潔感や若々しさも。
内分泌を促すと共に清潔感や若々しさを感じさせる白色。
光を反射させるので広く感じ、すっきりとした張りのある空間をつくることができます。
光沢のある素材だと「冷たい」「目が疲れる」という感覚もあるので注意が必要です。
少しぬくもりを感じさせたい場合には、ホワイトに黄みがかったアイボリーや素材感の強い素材にすると良いでしょう。
汚れが目立ちやすいので、汚れが付きにくい、落としやすい、なども要チェックです。
<Yellow>
脳が活性化されるので子供部屋におすすめ!
消化器系の働きを促進し、自律神経を活発にさせる効果があります。
希望、明るい、幸福といったイメージを感じさせる黄色は脳を活性化し、集中力や記憶力が高まるので子供部屋におすすめです。
コミュニケーションを良好にする効果があるので、だんらん・くつろぎのスペースにもおすすめです。
<Orange>
緊張・ストレスを和らげる効果!くつろぎの空間におすすめ!
新陳代謝を活発にし、自律神経を刺激して食欲を増進させる効果があります。
緊張・ストレスを和らげ、元気を与えて心身のバランスを整える効果があるので、リビングダイニングに適しています。
<Brown>
落ち着きある空間、シックで穏やかな雰囲気に。
心身を温かくさせ、落ち着きと穏やかさを与えるブラウン。
色の濃淡を上手く使うと、空間のベースカラーにもアクセントカラーにもなります。
最近の建具はダークブラウンが人気ですが、シックな雰囲気で高級感のある印象になり他のカラーとの相性も抜群です。
<Red>
元気の源!リビングのアクセントカラーには赤がおすすめ。
心拍数を上げ体温を上昇させる働きがある赤色。
新陳代謝を促進し、活力や生きるエネルギーを感じさせます。
興奮作用があるので、空間の広範囲に使うよりは、アクセントとして赤が持つ色のパワーを用いるほうがインテリアには効果的かもしれません。
<Pink>
若々しさが欲しい方に!幸せや優しさあふれる空間に。
女性ホルモンの働きが活発になり若々しさを感じさせるピンク。
幸せや優しさのイメージがあり、心身を和らげる効果があります。
強いピンクを想像される場合には空間が甘くなりすぎるような印象ですが、グレイッシュのピンクを使って落ち着いた雰囲気にしてみる、雑貨で取り入れるようにする、など受け入れやすいピンクを選ばれるのがおすすめです。
<Purple>
リラクゼーション・催眠効果が!寝室に取り入れると効果的。
鎮静作用のある色で自己治癒力を促す紫。
リラクゼーション・催眠効果があるので寝室に取り入れると効果的。
高貴な色でもあるので、エレガント、洗練されたイメージを創りだすことができます。
<Blue>
鎮静効果で子供部屋や書斎におすすめ!
血圧、脈拍数を下げる鎮静効果がある青。
集中力を高め、心を落ち着かせる色なので、書斎や子供部屋に適しています。
清潔感もあるので洗面室・トイレなどの水廻りにもおすすめです。
<Green>
癒しの効果、リラックス効果はNo1!
脳の興奮を鎮める鎮静効果がある緑。
心や体の疲れを癒し、免疫力が高まります。
リラックス効果があり、安心感を与え情緒を安定させるはたらきがあるので様々な生活空間に適するカラーです。
<Basic Color>
色をうまく使うためのベースカラー
インテリアのカラーの配色には視野範囲における70%前後の部分に白またはベージュのようなベーシックカラーをベースカラーとするとよいでしょう。
空間の全体のイメージを左右するのであまり個性的なカラーを選ばない方が、他の色との調和がとれます。
ベースカラーに色をもってくる場合は色のもつ役割と共に濃淡に気を付けるとよいでしょう。
ベースカラーの次に広い範囲を占めるカラーは25%ほどにし、空間のスパイスとなるアクセントカラーは5%ほどにすることによって配色を引き締めます。
小物でアクセントカラーを取り入れるほうが、季節や好みの変化によって気軽に部屋の模様替えが出来ます。
あなたらしさがあふれる住まいづくりをぜひ楽しんでくださいね!
<参考資料>
サンゲツ「インテリアにおける色彩の果たす役割・効果」
インターネットサイト「役立つ!色の効果・イメージについてのまとめ記事」