必需空間!?ランドリールーム~時間や天気を気にせずお洗濯を~
今年は異例の早さの梅雨入りとなりすでにたくさん雨が降っていますね。
お洗濯に困っている方もおられるのではないでしょうか。
今回は、雨の日のお洗濯も安心、ランドリールームのプランニングのポイントなどについてご紹介します。
ランドリールームとは
ランドリールームとは、簡単にいうと衣類を〈洗濯する〉、〈干す〉、〈取り込む〉、〈畳む〉、〈しまう〉という、洗濯の一連の流れを一ヵ所で行える空間です。
雨が降ったり花粉や黄砂などが気になったりして部屋干しすると、部屋の中がどうしても雑然としてしまいますよね。
ランドリールームをつくると、リビングをいつもすっきり保てるのはもちろん、洗濯機から最短距離で干せ、その場で取り込み畳んでしまえるので、移動距離が短くラク。家事の時短にもつながるのがうれしい点です。
メリット
① 取り込む時間を気にしなくていい
最近増えている共働きのご家庭では、暗くなる前に外干しした洗濯物を取り込むのが難しいことも多いですよね。
ランドリールームがあれば、時間を気にすることなく、いつでも洗濯して干して取り込むことができます。
② 外気の汚れを気にしなくていい
雨だけでなく、花粉や黄砂、PM2.5、粉じん、排気ガスなどが気になるときにもランドリールームがあれば安心です。
急に雨が降り出した場合なども、慌てる必要がないですね。
③ 通りを歩く人やお隣の目を気にしなくていい
洗濯物を外干しし、太陽の光を当てて乾かすのも気持ちいいですが、通りに面したお家や干場が見えるお隣がある場合は、やはり人の目も気になるもの。
ランドリールームなら、一切他人の目に触れることがないので、プライバシーをしっかり守れます。
プランニングのポイント
ランドリールームの広さは、4人家族でだいたい2畳分くらいのスペースがあればいいと言われています。
その中に、洗濯機、物干し台、洗剤や柔軟剤と下着やタオルなどを収納するスペース、衣類を畳んでアイロンかけするカウンターなどをつくります。
アイロン用のコンセントも忘れずにつけておきましょう。
そして換気扇と除湿器を設置すれば、夜に干して朝までに乾かすことができます。
新築のお家の場合、洗面所を少し広めに設けて、ランドリールームと兼用にするというプランでもいいですね。
その場合は、洗濯物を干すスペースと人が通るスペースをしっかり考えてプランニングしましょう。
ランドリールームの位置は、家事動線の良さを考えてキッチンの近くに配するのがベターです。料理や後片付けをしながら洗濯したり洗濯物を畳んだりと、並行して家事がしやすくなります。
また、ランドリールームの扉は引き戸にしておくと風通しの調整がしやすく、スペースの有効活用もできます。
共働きのご家庭に時間的なゆとりと心のゆとりをつくってくれそうなランドリールーム。
ぜひお家づくりの際には検討してみてくださいね。