利き脳でわかる!?あなたに合った収納術!~あなたの「利き脳」にあわせていつもキレイなお家をキープしよう!~
『片付け方法を決めたけれど、挫折してしまう』
『収納スペースはちゃんとあるのに、家の中が雑然としている』
という方は、もしかしたら自分の利き脳に合わない
片付け方をしているのかもしれません。
脳には右脳、左脳があって、それぞれ得意分野があることはよく知られていますね。
たとえば、右脳は物事を直感的にとらえイメージで記憶することが得意。
感覚的で創造性に優れているといわれています。
左脳は物事を意識的・段階的にとらえ、理性的に処理を行い
論理的・科学的な思考が得意といわれています。
人には利き手、利き足があるように、
脳にもどちらかというとメインで使う「利き脳」があり、
利き脳によって片付けやすい方法が異なるそうです。
自分の利き脳を知ることで、より効果的・効率的に片付けて
いつもスッキリしたお家を目指しましょう!
まずはあなたの「利き脳」を知りましょう!
(1)まず指を自然に組んで、親指の位置をチェックします。
この結果で、インプット脳 = 情報を取り込む時に働く脳 = 片付けではモノを探す時に働く脳がわかります。
⇒右手親指が下の人・・・モノを探す時の利き脳は[右脳]
⇒左手親指が下の人・・・モノを探す時の利き脳は[左脳]
(2)次に、自然に腕を組んで、腕の位置をチェックします。
この結果で、アウトプット脳 = 言葉や行動で表現する時に働く脳 = 片付けではモノを戻す時に働く脳がわかります。
⇒右腕が下の人・・・モノを戻す時の利き脳は[右脳]
⇒左腕が下の人・・・モノを戻す時の利き脳は[左脳]
◆インプットとアウトプットの利き脳の組み合わせで、4つの利き脳タイプに分かれます。それぞれのタイプによって、その人に合った片付け法があるそうです。
【右右(うう)タイプ】の人に合った片付け法
インプットもアウトプットも右脳の右右タイプの方は、
物事を視覚でとらえ、直感やひらめきで行動する傾向があります。
「使ったら元に戻す」という作業が苦手なため、
戻しやすさに重点を置いた片付け法を取り入れましょう。
◇ポイント
・パッと取り出せてパッとしまえるようザックリと収納しましょう。
・洗濯物は畳まずにハンガーを使って収納すると楽です。
【左左(ささ)タイプ】の人に合った片付け法
インプットもアウトプットも左脳の左左タイプの人は、
計画を立てて実行するのが得意。
仕組みを整えれば、すっきり美しい空間を維持できます。
◇ポイント
・文字の認識能力を活かして、ラベリングやリストで管理しましょう。
・細かく仕切って収納するのも得意です。
【右左(うさ)タイプ】の人に合った片付け法
インプットは右脳、アウトプットは左脳の右左タイプの方は、
ビジュアルを重視する完璧主義。
ゆえに、なかなか取りかかれず、取りかかれたとしても
ひとつダメになるとモチベーションが下がって放置してしまいがちです。
◇ポイント
・いつでも買い足せる収納グッズを使用して、最初のイメージをキープできるようにしましょう。
・棚や引き出しに詰め込み過ぎることがあるため、ボックス収納を使って仕切りを作り、一定量しか入らない仕組みをつくりましょう。
【左右(さう)タイプ】の人に合った片付け法
インプットが左脳、アウトプットが右脳の左右タイプの方は、
自分だけの「マイルール」をもっていて、自分が納得していれば
周囲からどう見られてもあまり気にしないタイプです。
片付けも「マイルール」をつくって取り組んでみましょう。
◇ポイント
・自分にとって戻しやすい場所をじっくり考えてマイルールを決めましょう。
・家族で共有するモノの場合は、他の家族にもわかるように片付けましょう。
この利き脳に注目した片付け方法は、アメリカでは一般的に認知されている
「プロフェッショナル・オーガナイザー」(思考と空間の整理のプロ)の考え方を
日本流にアレンジした「ライフオーガナイザー」が提唱する手法の一つ。
仕事で実際に片付けのお手伝いをする前に、お客さまの利き脳をチェックしてから
その人に合った片付け法を提案するそうです。
自分の利き脳に合った片付け法なら、少しでも楽に続けられそうな気がしますね!
〈参考資料〉
日本ライフオーガナイザー協会 ライフオーガナイズ:もっと心地いい暮らし方(主婦と生活社)
森下純子 片づけたいけど「片づけられない」がなくなる本(PHP研究所)